平湯キャンプ





悪条件ほど心に残ります。

日時 2012年05月3〜5日
目的地 平湯キャンプ場(岐阜県)
天気 ほとんど雨(一瞬快晴)
総走行距離 約770km

  
2012年初頭、何故か急に
キャンプに行きたくなり、出来た車輛がMDもどき
せっかく車輛が出来たんだからと言う事で
数ヶ月間準備を進めて来たのに、いざ出発1週間前になって微妙な天気予報・・・
当日も本当は夜明け前(AM4:00頃)に出る
予定で起きましたが、シトシト降っていたので
「もぉええわ」と思い2度寝。
明るくなる頃目覚め、一時は車で行くか悩んだけど、
「それはアカン!!」と思い、MDもどきで出発。
幸いその頃には雨もやんでいたので、2度寝が功を奏しました。
約20年近く遠のいていたキャンプツーリング、スタートです。

ただ、関ヶ原あたりで微妙な雨が降り
カッパを着ましたが、程なく止んでひと安心。
大垣付近のGSにて最初の給油に入ります。



  
大垣から岐阜市内までは交通量も少なく
(と言うか裏道ばかり走っていたので)順調そのもの。
岐阜市内から国道156で北上し、途中のすき家にて朝食を取ります。
郡上まではそれなりに
交通量はあるものの、スイスイと通過。
郡上からは、せせらぎ街道で高山へ。
この区間は交通量も少なく
ハイペース走行。天気の事もあったので
最短距離で向かいます。




何やかんやでAM11:00頃高山市内に
到着し、食材調達のためスーパーへ。
ここで先行していたリバース氏が
突然現れたので、買った食材を持って行って貰います。



     
高山市内から、今回の設営地の
平湯温泉キャンプ場までは
1時間足らずで到着。
山間部の為か、天気が更に怪しくなるものの
何とか到着。設営に掛かります。



     
お昼の2時頃には設営も完了。
雨の中の設営は気分的にもブルーになるので
そう考えるとラッキーでした。なに事も
前向きに考えるのが信条です。

べーたまん一家、ボンバー氏も
その後到着し、少しホッコリした後
風呂に入って宴会スタート。





昼間はそうでもなかった気温も、夜になると
一気に下がり(5℃前後)、おまけに
雨がシトシト降りだして来ましたが、
その頃には宴会(状態)も最高潮!!

寒さも吹っ飛ぶくらいの
大人トークがいつまでも続きました。
酒の飲めない私も、あの熱燗の味は忘れられません。








前日の疲れからか夜11頃には就寝。
朝7時頃までがっつり眠れました。

ただ、この日は天気が
非常に微妙(予報も雨)だったので、すぐに出掛ける気にもなれず
ノンビリモード。べーたまん一家はこの日に
帰るのでそのお手伝い。
それでも、時間はまだ朝の10過ぎだったので
当初の予定だった新穂高ロープウェイに
乗りに行く事にした。



     
ロープウェイ乗り場へはキャンプ場から
約30分程で到着。乗り場付近は
路面も濡れてなく、ただの曇り空ですが
周りの山の頂上は全く見えず。
乗るのに躊躇しましたが折角なので・・・・・・

ロープウェイで一気に2,000m以上の雲の中へと出発!!!



             
ただ、ロープウェイに乗ってる途中から
視界はほぼ無くなり、到着してからの
下界は全く見えず・・・・・・






本来、こんな風に
見えるんでしょねぇ・・・










駅の展望台から
外に出ると、遊歩道があったので
少し散策してみました。でも
行けども行けども景色が変わらないので、


あきらめて下山します。













下山のためのロープウェイ待ちを
していても、登って来た時よりも
天気は更に悪くなる一方。
帰りが思いやられる、






と思いきや帰路は何とかもちました。

にしても、この時点でまだお昼前。
他の方に連絡したら、リバース氏も
目的地が今イチだったようで、
帰って来るとの連絡があったので、キャンプ場付近を
少し散策して時間つぶし。



    
ウロウロしている時も
降ったり止んだりの繰り返しで、雨宿りしていると
リバース氏が帰還。
程なく、クルーゾーさんが到着したので
3人で昼食。



         
昼食後は、せっかく有名な温泉地なので(天候も悪いし)温泉巡り。
キャンプ場の近くにある温泉も
良いんですが、人が非常に多そうなので
キャンセル。まずは、平湯民俗館に併設されている
平湯の湯へ向かいます。



      
ここは(左)寸志で入れ、オマケに
人が少なく(たまたま?)ノンビリ出来て
非常に良い感じ。次に入ったのが、温泉街の旅館の温泉。
泉質が違うのか、前日と最初に入った温泉(鉄分の入った感じ)とは
違って、ヌルッとした泉質。
この時点で完全にのぼせてしまった・・・




結局2カ所で温泉巡りは終了。
少しお土産物を物色した後、リバース氏の車で
夕食の買い出しに行きます。
車って、楽やわ〜〜



      
この日の夕食は網焼き。
焼き鳥やら、さわらの西京焼きやら
色々な食材を焼きまくり。
外で食べるモノは少々味が外れても
全く問題なし!!!
旨かった〜〜!




結局、2日目もあまり夜更かしせず
早目の就寝。ひと晩中シトシト降っていたけど
程良い雨音で耳にはむしろやさしかった。
周りが明るくなる頃、テントから出ると、



      
最後の日は、本当にさわやかな朝になった!!
何だか、1ヶ月ぶりくらいに見た太陽のような気が。
朝食を済ませ、帰り支度を始めます・・・



       
2日間お世話になった場所。
少し名残惜しさを感じますが、そうも言ってられずボチボチ出発。
他のメンバーは温泉に入ってから
出発するとの事でしたが、私は
寄り道して帰るので、ここでお別れ。
国道471を西に向かいます。



      
この辺り、交通量が殆ど無く、
オマケに下りなので、非常に快適ペースで
気持ちが良い!!!



      
国道41号に合流後、さらに北上し
富山方面へ向かうと思いきや、国道360号線
白川郷に向かいます。
しかし、考えが甘く、天生峠は雪で通行止め。
後から気が付きましたが、平湯から白川郷へ向かう
このルートも遠周りだったみたいで少しガックリ・・・
地図を見ていると高山へ戻れそう。
仕方が無いので、そのまま国道360号を進みます。



      
ただ、この道がムチャクチャ良い道で
遠回りの失敗をすっかり忘れてしまいました。
そのまま高山方面へ行くのもつまらないので
地元のオッチャンに
聞いた道で清見方面に抜けます。




この道は、ダム湖畔沿いに
桜並木が続き、ポカポカ陽気と相まって眠ってしまいそう。




何だかようやく、帰路に復帰したような感覚で
国道158号に復帰。
ある程度の交通量は覚悟していましたが
高速道路のお陰なのか
対向車も殆ど通りません。
ホンマに快適走行!!!!



      
本来、行きに考えていたルートだったんですが、
ここを抜けられると、良いんじゃないかと思い国道を外れる。
でも、しばらく走るとまたまた雪の為、通行止め・・・
国道から5km以上走ってからの
標識は、非常にダメージが大きいです。

ヤッパリ雪国をナメたらあきません。



       
気を取り直し、国道へ復帰。
国道156号との重複区間になると、交通量が急に増えだす。
恐らく、五箇山や白川郷からの車が多いんでしょう。

白鳥付近に入った頃には
丁度お昼時となったので、何か名物的な物を
食べようと思いましたが、普通に天丼定食。
ただ、ここの天丼が卵とじのタイプに少し驚いた。
まずい訳ではないのですが、
サクサクの天ぷらを期待していたので
少し残念・・・・



    
昼食&給油後は、目的地の
福井方面に抜ける為、ループ橋を登って
引き続き国道158号へ行きます。
ただ、原付なので旧道を通らなければならず、
非常に厳しい走りを強いられます・・・



    
峠を過ぎるとペースさえ落とさず走れば
非常に快適な道が続くので、極力努めて走った。

それでも、1台のビッグバイクがコーナーで
行く手を阻んでくれるので、少しイライラモード・・・
折角こっちは法定速度+α(捕まらない程度)の
速度で気持ち良く走っているのに、直線は
バビューン、コーナーはトロトロ・・・
原付でオマケに荷物満載の車輛に、
1200ccのバイクが・・・・・・・

と、まぁそんな事はどうでも良いです。



      
九頭竜付近の山の頂近くには
まだ雪が残っていた。
「この付近も雪国なんだなぁ」と思いながら進みます。
大野市街に入りましたが、のどかな風景が
ノンビリ気分にさせてくれます。



      
大野市街にある、銭湯「東湯」。
以前から聞いていて気になっていた所。
「今まで天然の温泉地にいたのになんで??」と思われるかも知れませんが、
私も行くまでは半分そんな事を思いながら走ってました。
でも、入浴して改めて「回り道して良かった!!!」と
少し感動すらしてしまった。

詳しい事は分かりませんが、
お湯は、雪解けの綺麗な水脈から汲
み上げたであろう、綺麗な水に
何だか昭和初期にタイムスリップしたような
時間の止まった感覚の
空間が非常に心地よい。
この近くに行く機会が有ったらまた、
絶対に入りに行きます!!



      
もっとノンビリしたかったけど
そう言う訳にも行かず後ろ髪を引かれる思いで出発。
大野市から先は、以前の記憶では
少し細くて交通量のある道を
覚悟していたけど、整備が進んでいたので
引き続き快適ライディング。



      
一乗谷付近からは、国道を離れて県道を南下。
国道8号まで行くとやや遠回りになるのと
交通量が多いので
この辺りを通る時はいつもこの道を行きます。
渋滞知らずなルートです。




鯖江の県道や農道を
適当にスル―して、一瞬だけ国道8号を走る。
ココから更に、国道365号にて南下。



      
北陸道の今庄インター付近の掲示板に、
高速道の渋滞情報が出ていた。
ま、こちらには全く関係ないけど・・・



      
その後は敦賀を通過し
国道161号の国境付近で、突然親指大のひょうが・・・
その後強烈な集中豪雨に、危機一髪で雨宿り。
カッパを着て程なく
出発するも、すぐに止んでしまう・・・
止まってカッパを着るのも何なので、
そのまま一気に走ります。




国道161号バイパスにて
南下して、琵琶湖岸沿いを走る所で
渋滞にて車はピタリと動かず。
そのまますり抜けるのも狭い道なので
北小松辺りからの抜け道を通り、大原経由で
午後7時半ごろ、ようやく帰宅しました。



長いようで、あっという間に終わった3日間。
はっきり言って、天候には
泣かされ続けた3日間でしたが、つまらなく思った事は全く無く
むしろムチャクチャ楽しめた3日間でした。
恐らく、良い意味で
一生忘れられない思い出が出来たと思います。


さて、次のキャンプは何処に行きましょうかねぇ・・・






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